憲法改正の根っこをのぞいてみると-入門者向け-

こんにちは、さんぺいです。


先日、1月13日の朝日新聞に掲載されていた今野忍さんの記事「総裁選へ、ハトは飛べるか 岸田文雄氏「憲法に愛着」」を読みました。ここに憲法改正の根っことなる部分の一端がわかりやすく書かれていましたので、図にしながらご紹介させていただきます。はっきり言って、私のような「入門者向け」ですので、ご了承ください。

憲法改正への流れを知る前に、憲法制定と自民党の成り立ちとの関係についてお話を進めます。


自由民主党は、簡単に言うと、吉田茂率いる自由党と岸信介(安倍の祖父)が幹事長を務める日本民主党の合同で生まれた政党です。自由民主党には複数派閥がありますが、今回は宏池会(こうちかい)と清和政策研究会に絞ります。


自由党(宏池会側)は、憲法を作成当時政権の座にあり、連合国軍総司令部(GHQ)と直接やりとりし、日本国憲法を作りました。ゆえに、宏池会は憲法に愛着がある、とされています。

一方、日本民主党幹事長だった安倍の祖父、岸信介は、憲法制定時、GHQから追放を受けていました。清和会としては、押しつけ憲法だと考えているようです。


現在、宏池会の中心が岸田派なのに対し、清和会の中心が最大派閥の細田派で、元々は非主流派だった清和会は、主流派となっています。戦後レジームからの脱却とは、日本国憲法からの脱却と同義語なのかもしれません。


「憲法改正の議論をしたくなくても避けられない」、「憲法改正の議論についていけるよう憲法を勉強しておく必要がある」といった考えを持たれていらっしゃる方が増えてきました。最後に、憲法を勉強するための本がツイッターなどで紹介されていましたので、リストアップしておきます。


憲法改正は、この前の選挙みたいに、突然やってくる可能性もあると思います。実際、議論はつくされようとしていると言う自民党議員もいます。私も勉強しとこ。


<関連著書>

『憲法くん』松元 ヒロ, 武田 美穂


『憲法って、何だろう?』日本弁護士連合会       

https://www.nichibenren.or.jp/activity/human/constitution_issue/what.html


『「憲法改正」の真実』樋口陽一、小林節 


『ナチスの「手口」と緊急事態条項』長谷部泰男、石田勇治


『立憲非立憲』佐々木惣一

子ども『いま・みらい』ラボ

子供たちの「いま」と「みらい」のために必要な事を考えているサイト Goverment of the chldren, for the children, with the children, shall not perish from the Earth.

0コメント

  • 1000 / 1000