親の介護と育児の「ダブルケア」を体験という記事を読んで
こんにちは、さんぺいです。
2018年02月25日に掲載されたウーマンエキサイトの記事「親の介護と育児の「ダブルケア」を体験。保育園、仕事…限界をどう乗り切ったか」の紹介です。記事は下記のURLに掲載されています。
↓↓↓
https://woman.excite.co.jp/article/lifestyle/rid_E1519354790201/
「ダブルケア」とは、
子育てと親の介護同時に
担わなければならない状況をいいます。
政府が行った調査によると、ダブルケアを行う人は約25万人いると推計されていて、
男女ともにその8割を30~40代の働き盛り
と言われる世代が占めています。
ダブルケアにより業務量や労働時間を変更しなければならなかった人は女性で約4割、男性で約2割います。重要な社会問題なのです。
今回ご紹介する記事の執筆者さんの親御さんはガン患者でした。10年におよぶ体験から、このダブルケアを乗り切るための提言は以下の通りでした。
■介護中の子どもの預け先
やはり親と2人のお子さんの世話は同時にはできないということで、お子さんの預け先を探したそうです。執筆者の方の場合、運良く幼稚園と保育園 (無理言ってねじこんでもらったらしい) 預けられたそうですが、
市町村によっては、
祖父母の家から通う場合は一時保育を利用できるなどの措置
もあるようなので、預け先を探すときは一度役所に相談するのもひとつの方法と書いておられます。
■介護保険サービスによって経済的負担が軽減
親が自宅に戻ってくることも想定し、
入院中に「要介護認定」
を受けてもらいました。
要介護認定とは、担当者が直接会、どの程度の介護保険のサービスが必要かを判定して決めることです。認定がおりるのに1か月ほどかかります。程度や地域にもよって異なりますが、支給限度額のなかであれば、さまざまな介護サービスを自己負担1~2割で使用できます。介護サービスを受けることができれば、経済的に大きな手助けになります。
また、受けられるサービスによっては肩代わりしてもらえるケアもあるので、
精神的・身体的・時間的負担も軽減
することができます。
介護保険のサービスを利用する場合には、
ケアマネージャーに相談
することをおすすめします。
■民間サービスを利用して家事の負担を軽減
ダブルケアにおいて、家事は大きな負担。になりました。そこで、週に3度、「買い物と食事作りを3時間でしてもらう」という家事代行サービスを依頼したそうです。とても大きな助けになりましたが、経済的な負担は重いです。ただ、短期的に使う、間歇的に利用するのは有効かもしれません。
■親も介護する人も限界になったとき
友人、いとこなど、助けてくれそうな人全員にお願いして、病室や自宅にできるだけ来てもらうことにしたそうです。家族が行けない日には代わりに病室に行ってもらったり、病室に行く間に子どもたちの世話をしてもらったりと、
大きなチームで
介護にあたることができたそうです。
■感じたこと
この記事を読んで感じたことをまとめてみました。
・家庭だけの問題とせず、親戚、知人、病院、介護スタッフ、勤務先など、幅広く巻き込んでいくことが必要。
・ダブルケアを社会が解決すべき問題として捉え、経済的、精神的、物理的な支援を充実させたほうが良い。
・この記事を書かれた方は女性で、ご自身の母親を介護されていらっしゃいました。女性を女性が介護なさっている状況だったからかもしれませんが、この方は「親の介護や子育てにおいて、頼られがちなのはやはり娘であり、母親なのかもしれません。身をもって女性の役割を実感することとなりました。」と書いていらっしゃいました。しかし、
男性も介護やりましょう!
介護は力仕事も多いです。おむつは子どものよりも、ずっと重いんです。嚥下状態が悪かったら、料理も材料を細かくしなきゃいけないんで大変なんです!胃ろうがある場合は、重たい栄養剤を運ばなきゃいけないんです。国は施設よりも在宅医療に向かわせようとしています。であれば、
家庭の男性も介護をする
社会造りが必要になります。
・介護について考えるきっかけにしていただけましたら幸いです。最後まで、読んでくださって、ありがとうございました。
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