『「妊娠の順番決め」は守るべきルールか』という記事を読んで

こんにちは、さんぺいです。


2018年04月01日に掲載された毎日新聞の記事『「妊娠の順番決め」は守るべきルールか』という記事を読んでの紹介です。記事は下記のURLに掲載されています。

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https://mainichi.jp/articles/20180402/k00/00m/040/023000c


愛知県の私立保育園で、運営に支障をきたさないためとして園長が女性保育士の結婚時期や妊娠・出産の順番を決めていることが明らかになり、話題となりました。さらに、この保育園では、保育士の一人が順番から外れて妊娠したために「子供ができてすみません」と謝罪しましたが、その保育士に対して園長は「どうして勝手にルールを破るのよ」などと、謝罪の翌日からもつらい言葉を投げかけ続けたということです。


記者の方も触れていますが、保育園だけの問題ではないと思います。私の職場は女性の多い医療系業種なのですが、小さい会社ほど、女性の妊娠、出産に敏感です。私がいた職場でも「産休育休は会社が与えるもの」、「産休後1か月で戻ってこい」、「育休は基本的に認められない」と、経営側は言っていました。


どっかのワイドショーが構造を変えないといけないと言っていましたが、

私は「意識」が変わる必要があると思ってます。



1.経営者

経営者は産休・育休中の社員には給与を支払っていない方が大半だと思います。その分、人件費が浮くわけですから、業績を下方修正するのもひとつの方法だと思います。一人減るのに、同じ分だけお金をかせごうとするから、残った人たちが大変になるのです。業種にもよると思いますが、決して不可能ではないと思います。


例えば、私は商売をしております。小さな店舗、家庭的な店舗であれば「スタッフがひとり産休・育休のため、商品のご用意が少し遅くなります。残ったスタッフ一同で穴埋めしていますので、戻ってくるまで、何卒ご容赦ください。」とアナウンスしたら良いと思います。人数はピンチですけど、子どもが生まれるというのは明るい雰囲気なものなので、演出次第ではチャンスにもできるのではないでしょうか?もちろん、取り扱い商品、客層にもよりますが、好意的に見守ってもらえるケースは少なくないと思います。


人員配置、採用年齢層のバランス、給与配分についても考えるのは、言うまでもありません。ここでケチると、スタッフに不満が出やすくなります。場合によっては、産休・育休に対して否定的な雰囲気が出てしまうので注意が必要です。



2.従業員

私がいた職場に、子育て中のため時短勤務をしていた職員がいました。時短勤務の職員がいると他のスタッフにしわ寄せが行くため、どの部署もその職員の配属を良く思っていませんでした。従業員が「お互い様」の気持ちを持つように、当事者も、経営側も努力が必要なのだと思います。


あるワイドショーのコメンテーター(女性)は今回の保育園の問題はダメと言っているのに、「忙しい時期に妊娠で休むのはもってのほか」と言っていました。日本では、人生における仕事の比重が大きすぎると思っています。こうした意識も変わっていく必要があるのだと思います。



みんなが心から子どもの誕生を喜べる世の中であってほしいと思います。



経営者側視点につきましては、まだまだ未熟者ではありますが、一意見として述べさせていただきました。

読んでいただいて、ありがとうございました。

子ども『いま・みらい』ラボ

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